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先輩移住者の声

vol.61

移住して始めた野菜づくりにSUP。自然の中で子育てをする喜びを味わう。

掲載日2021年01月29日
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東京都から松崎町へ移住 伊東さん

移住して始めた野菜づくりにSUP。自然の中で子育てをする喜びを味わう。

伊豆半島の南西部に位置する松崎町は、駿河湾に面した風光明媚な土地で、松崎温泉や大沢温泉など、多くの温泉にも恵まれています。また、『花とロマンの里』という町のキャッチフレーズの通り、那賀川沿いの桜並木や田んぼを使った花畑など、美しい花々を楽しめる自然豊かな場所でもあります。
東京で育ちながらも、自然に囲まれた暮らしに憧れを持っていた伊東亨さんは、そんな松崎町の恵まれた環境に惹かれて移住を決めました。なぜ松崎町を選び、現在どのような暮らしを送っているのか、お話を伺いました。

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松崎町に移住した経緯を教えてください

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僕は東京育ちなのですが、感覚的に住みづらさも感じていました。友人も多くいて、遊びに行くところもたくさんあり、確かに東京の生活は楽しかったのですが、もっと自然のあるところに住みたいという気持ちがどこかにあったんです。特に、海の近くに住みたいという憧れがありましたが、なかなか移住に踏み切ることができませんでした。
しかし、結婚して子どもが生まれたタイミングで、大家さんの事情で住んでいたマンションを出ていかなくてはならなくなったんです。その頃、子供が生まれたこともあり、もっと家族に焦点を移した生活をしたいという気持ちも強くなっていて、かみさんに「伊豆にでも行くか…」とぽろっとこぼしたんです。すると、かみさんが乗り気になってくれて、本格的に移住を検討することになりました。実際のところは、かみさんから「いつになったら移住するの? 早くしてくれないと私が先に移住しちゃうよ」なんてたまに催促されていて。それにようやく応えられたという感じです。最初は伊豆の別の地域に住みたいと思っていたのですが、システムエンジニアという仕事柄、ネット環境が整っていることが不可欠だったため、町のコワーキングスペースのある松崎町を選びました。

お仕事について教えてください

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クライアントの要望をもとに設計しプログラムを書いて、システムを構築するのが主な仕事です。以前は顔を合わせて打ち合わせをしていましたが、オンライン会議やチャットなどのツールが充実してきたので、リモートで事足りるようになりました。
普段、仕事をしているのは、松崎町の交流拠点となっている「ふれあいとーふや。」という施設です。もともと豆腐屋さんだった古民家をリノベーションしたことからその名前が付いています。コワーキングスペースとして利用させていただき、とても重宝しています。歴史を感じられる雰囲気もいいですし、Wi-Fiも飛んでいるし、立派なコピー機もある。仕事をするには十分な環境が整っています。
会社はフレックスタイム制ですが、僕は時間を決めて、9時から18時を勤務時間にしています。東京にいた頃は、電車やバスで移動したり、歩いたりすることが多かったのですが、こっちは車移動が基本。おかげで7kgも太ってしまいました(笑)。

松崎町での子育てはいかがですか?

移住してきたのは子どもが1歳の頃なので、東京での記憶はないようです。最近は幼稚園に通い始めて、伊豆の方言を覚えてしゃべっています。だんだん地域に溶け込んでいるのを実感します。初めて子どもと海に行った時は、波を見るだけでも怖がっていたんですけど、今では楽しそうに遊んでいます。休日は子どもと二人で朝から暗くなるまで山や川でずっと遊んでいることもあります。
自然の中で子育てをする喜びを味わっているところです。

休日の過ごし方を教えてください

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東京にいた時からの趣味が燻製(くんせい)なんです。こっちだと臭いを気にせずに作れるのがいいですね。近所の猟師さんが獲ったイノシシの肉を燻製にしてみたり。今、庭先に畑を作って野菜を育てているのですが、それも東京ではできなかったことなのでとても満足しています。
最近、一番はまっているのはSUP(スタンドアップパドル)です。子どもを乗せて海に出て、洞窟めぐりをしたり。これからは、仕事の前にSUPを楽しんだり、SUPをしながら釣りをしようと計画中です。

移住を考えている人へ松崎町の魅力を教えてください

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時間がゆったり流れているのが魅力ですね。子供たちが川でエビをすくっている横で年配の方々が同じようにエビをすくっている。そんな東京では見られないのどかな光景を目にすると松崎町は時間の流れ方が違うなと感じます。
また、松崎町は近くに山、川、海があって、自然の豊かさを実感できるのもすばらしいですね。冬になるとご近所から色々な柑橘類をいただいたり、春になると子どもと一緒に明日葉を摘んで天ぷらやおひたしにして食べたりと季節も感じられます。
それに、地元の方々の人柄もいい。町内に足湯が2ヶ所あるんですが、老若男女、足湯に浸かりながらコミュニケーションを取るのが日常だったりします。東京だとそんなシチュエーションはないですよね。今は松崎町を移住先に選んで、本当に良かったと思っています。

  
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