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先輩移住者の声

vol.71

掲載日2022年12月16日
伊東市 ゆとりある生活 夢を実現 Iターン 夫婦
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神奈川県から伊東市へ移住 井口さん

湯量豊富な天然温泉と、伝統が息づく風情ある街並み。そして豊かな自然と温暖な気候を併せ持つ伊東市は、古くから日本を代表する観光地として栄えてきました。
そんな伊東市街から遥かな相模湾までを一望できる高台に、瀟洒なカフェをオープンさせたのが井口さんご夫妻。
都会の喧騒から離れて、昨年7月に伊東に移住して以来、ゆったりと充実した時間をまるで慈しむかのように楽しんでいます。

そもそもの移住のきっかけは?

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きっかけはコロナです。ステイホームの時期が続く中で、今の生活のあり方そのものを見直す機会が増えていったことから、移住を考えるようになりました。
もともと非日常を体感できる旅行が好きで、ハードな仕事の息抜きとして様々な地域を旅してきたのですが、毎日をそんな風にワクワクするような気持ちで暮らしていけたらどれだけ幸せだろうと考えるうちに、移住すればその想いがかなうのでは?と思うようになったんですね。
主人ともそんな話を頻繁にするようになるうちに、「将来的に移住を視野に入れているのなら、それが今でもいいんじゃないか?」と意見が一致したんです。ちょうど主人の仕事がテレワークが可能になったタイミングでもあったことから、まずは移住を前提に二人のライフスタイルに合う候補地を探しはじめたのが具体的な移住計画のスタートでした。

移住先として伊東市を選んだ理由はなんですか?

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移住先を決めるにあたっては、まずは条件を一切設けずにできるだけ幅広い候補の中から選ぼうと、海外各国から国内では沖縄、離島に至るまで思いつく限りの土地をピックアップして、二人の趣味や意向、仕事面の条件などを加味しながら少しずつ絞り込んでいきました。
そんな数多くの候補の中から選んだのがここ伊東市。夏だけでなく冬も温泉があって楽しく暮らせること。主人が出社があった先にも毎日電車で通えるくらい交通の便がいいこと。さらに主人がダイビングで伊東に土地鑑があったことなどの条件が揃っていて、総合的に見てこれがベストの選択だという結論に至ったんです。

カフェの運営はいかがですか?

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私は接客が好きで、いつかは自分のカフェを持ちたいという夢を持っていましたので、伊東に移住して念願のお店をオープンできたことがイチバンの喜びです。店名は、「隠れ家」や「心身をリフレッシュさせる」という意味の「Retreat(リトリート)」の語尾に「Ito(伊東)」をかけ合わせて、「RetreIto(りとりいと)」と名付けました。
相模湾と伊東市街を一望できる高台にあるので、店外のウッドデッキからの眺望は抜群。心も体も開放されるような最高のくつろぎ感に満たされながら、毎朝ここでコーヒーを愉しむのが夫婦の日課にもなっています。
市街地から少し離れているためか、ふと立ち寄るお客様よりもこの店を目的としていらっしゃるお客様が多く、伊東市内はもとより遠くは下田方面などからわざわざお越しくださる方も珍しくありません。
そんなお客様とともに憩いの時を過ごす日々を通して、自分の店への愛しさがますます深まっていったおかげで、ウッドデッキをもっと美しくしようとペイントをしたり、店内の装飾や小道具を思いどおりのイメージで自作したりと、知らず知らずのうちにDIYにも夢中に…。
今は、そんな大切な時間をそっと愛しむような毎日を心から楽しんでいます。

移住してよかったと感じることは?

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毎日大好きな海を眺め、自然の中でリラックスして過ごすことができています。例えば、朝は満員電車や人ごみに憂鬱な気持ちになることなく、小鳥のさえずりを聞いたり、朝日を浴びながら、リラックスした朝を過ごしています。都会に暮らしているときよりも、ゆったりと人間らしく、自分のリズムで健康的な毎日を送ることができていると思います。心に余裕ができたことで、都会では経験しなかったDIYや車の運転など、新しいことにも挑戦し毎日がとても充実しています。
また、移住前は新しい場所に馴染めるか不安もありましたが、カフェを通じて、地域のみなさまとの繋がりも広がってきており、より充実した移住ライフを送ることができています。これからも自分らしく、背伸びをせず、また地域のみなさまへの感謝の気持ちを忘れず、お客様にとって居心地のよい空間をゆっくりと育てていきたいと思っています。

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