相談員通信
無添加チョコレート専門店Conche (静岡市)「カカオ豆からつくるこだわりの静岡産チョコレート」
『無添加チョコレート専門店Conche(コンチェ)』は、こだわりの専門店が立ち並ぶ静岡市内で注目されている エリア “人宿町人情(ひとやどちょうにんじょう)ストリート” にあります。
Conche は、チョコレートの原料であるカカオ豆の仕入れから焙煎、チョコレートになるまでの全工程をおこなう静岡県で初めての “ビーントゥバー” のお店です。
香料・乳化剤などの添加物は不使用、無農薬の果物を使用するなど、安心安全な食品にこだわり、「100年後も続く美味しいチョコレートのために、チョコレートでできること」を追求しているのだそう。
静岡の美味しい食材を生かしたチョコレート開発にも力を入れています。
静岡を知りたいという“想いやご縁”が形に
『静岡さくらえび醤油』や『駿河湾深層水100%塩』など、静岡の食材とチョコレートを組み合わせたユニークな商品も人気
Conche代表の田中さんは、静岡市内に勤めていた奥様との結婚を期に、2015年7月愛知県名古屋市から静岡市へ移住。
同年12月に、無添加チョコレート専門店Concheをオープンしました。
移住して半年というスピードでオープンできたのは、移住する前から半年間綿密に起業準備をしていたからだそうです!!
移住後、静岡のことを知りたい!!と強く思い、情報を集め、学び、行動していく中で、様々な魅力ある食材に出会い、静岡の食材とチョコレートを組み合わせたConcheならではの商品が生まれ、形になりました。
探究心から出会ったもの
茶どころ静岡だからこそ出会えた『火入れ機』
田中さんは、静岡を代表するお茶にも興味を持ちました。
実際に製茶工場に出向き、茶師に出会ったことで、探求心が更に加速します。
茶師から学んでいく中で、製茶を仕上げる際に使用する機械『火入れ機』のことを知り、詳しく調べたところ『火入れ機』の技術がカカオ豆の焙煎に転用できることに気付き、カカオ豆の焙煎用に導入することに繋がったそうです。
田中さんの行動力と探究心が、製茶用の『火入れ機』とカカオ豆とのご縁を結んだのだと感じました。
静岡で起業して良かったこととは
Conche代表 田中克典さん
Concheは、静岡県で初めての “ビーントゥバー” のお店ということもあり、マスコミの取材を多数受けています。
「静岡県で起業する場合、目新しいことは静岡県内の媒体(新聞、テレビ、ラジオ等)が取り上げてくれる可能性があります。マスコミに取り上げられることによって得られる効果や影響はとても大きいと感じました。また、ローカルの情報が広がるのが早く、リアルな口コミも強いと感じます。スモールビジネスをはじめる人には良い土地かもしれません。」と田中さんは言います。
移住をしてから日々の生活が豊かになった

カカオ豆の産地ごとのチョコレートや静岡の食材を使用したチョコレート
「農産物や海産物など鮮度の良い美味しいものが身近にあり、スーパーでも新鮮な地元の食材が安価に手に入ります。気候も温暖で一年を通じて過ごしやすいですね。ふとした瞬間に富士山が見えるのも良いです。また、つくられたものではない本物の自然が身近にあり、川や海の水が綺麗。病院や役所・商業施設なども街中の徒歩圏内にコンパクトにまとまっていてとても便利。街中から車で2.30分走れば海や山にも行けます。県内各地への移動もしやすい。静岡市へ移住をしてから、日々の生活が豊かになりました。」と語ります。
静岡県の美味しい食材とカカオ豆、田中さんの探究心と熱い想いから生まれた “ここにしかない静岡産チョコレート” の数々。
これからどんなチョコレートが生まれていくのでしょうか。楽しみですね!!
掲載日:2021年12月2日
この記事について
無添加チョコレート専門店Conche